J1戦力分析(5)鹿島、新潟、湘南、東京V・完
◇課題は攻撃力
【鹿島】名門復活へのカギはゴール増にある。過去2年は上位に入りながらも、50得点に届かなかった。植田らを軸とした守備は安定しており、今季から指揮を執るポポビッチ監督は「攻撃的なスタイルをつくりあげたい」とのテーマを掲げる。
シーズン前に鈴木が負傷。FWチャブリッチやMFギリェルメパレジらが加入したが、補強も控えめだった。陣容に大きな変化はない中、新指揮官の戦術を浸透させて課題解決を図る。
◇新戦力2人に期待
【新潟】6年ぶりにJ1を戦った昨季は、6月に伊藤が海外移籍したものの10位と健闘。上積みを目指したいところだったが、オフには主力の三戸、高の2人も流出。戦力ダウンは否めないが、松橋監督は「誰かの代わりという考えはない」と現有戦力に期待する。
課題は明白で、昨季3番目に少なかった得点力の向上。ともに前所属クラブで主力を担った小野と長谷川元の2人は貴重な新戦力で、いかに早くチームになじめるか。
◇下位脱出なるか
【湘南】昨季は序盤から最下位に沈み、浮上のきっかけをつかめないまま15位。2021年途中からチームを率いる山口監督の下、下位からの脱出ができるか。
FWのポジション争いは激しい。昨季途中に町野が海外へ。13ゴールでその穴を埋めた大橋は広島に移籍した。献身プレーが光る新戦力のルキアンをはじめ、阿部、鈴木章、ディサロらがしのぎを削る。最終ラインは鹿島から完全移籍の金眠泰が中心となる。
◇適材適所で補強
【東京V】16季ぶりのJ1昇格に貢献した森田や宮原ら多くの主力が残留した。J2千葉でも10番を着けた見木や山見ら攻撃の軸となる選手が加入。プレーオフから最後に昇格し、出遅れが心配されたものの、適材適所で補強を進めた形だ。
10代~20代前半が大半を占める若いチームで、J1経験のない選手もいる。攻撃的なスタイルに新戦力がうまく融合して勢いに乗れば面白いが、戦力からすればJ1残留が現実的な目標になる。
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