2024-02-22 00:10スポーツ

横浜M、苦しんで壁破る=PK戦目前で決着―ACLサッカー

延長後半、決勝ゴールとなるPKを決める横浜Mのアンデルソンロペス=21日、日産スタジアム
延長後半、決勝ゴールとなるPKを決める横浜Mのアンデルソンロペス=21日、日産スタジアム

 出場した直近2大会で、横浜Mが破れなかった壁。第1戦を2―2として迎えた決戦は、劇的な幕切れとなった。PK戦を目前に待望のゴールが生まれ、「われわれは最後まで戦った。この勝利が欲しかった」とアンデルソンロペス。初の8強入りを果たし、クラブに新たな歴史を刻んだ。
 序盤からワンサイドで押し込みながら、ゴールが遠かった。エウベルのミドル、後半のアンデルソンロペスのシュートとポストに阻まれること2度。相手の5倍以上のシュートを浴びせたが、無得点のまま延長戦へ突入した。
 横浜Mらしくゴールへ向かい続けた姿勢が、延長戦終了間際に実った。「自分が何とかしてやろうという気持ちで入った」。途中出場の村上が、右サイドからクロスを上げると、相手のハンドを誘ってVARによりPKを獲得。アンデルソンロペスが冷静に流し込んで、苦しんだ120分の勝負に決着をつけた。
 今季就任したキューウェル監督は、初のホーム戦を記念すべき勝利で飾った。準々決勝の相手は、1次リーグでも戦った山東(中国)。「厳しい戦いになるが、頂点まで駆け上がりたい」と天野。川崎、甲府が敗退した中、日本勢を代表して悲願のアジア王座を目指す。
[時事通信社]

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