甲府の挑戦終わる=意地の1点も、覆せず―ACLサッカー
![前半、先制ゴールを奪われ険しい表情を見せる甲府のエドゥアルドマンシャ(左から3人目、40番)ら=21日、東京・国立競技場](https://img.sp.m.jiji.com/image/out/20240221at82S_p.jpg?updated=1708487087)
浴びせたシュートは相手の倍以上となる18本。冷たい雨が降る中で最後まで果敢に戦ったが、8強への壁は高かった。唯一J2から出場し、ここまでは堂々の戦いで勝ち上がってきた甲府。韓国の強豪、蔚山との2戦合計スコアは1―5。天皇杯王者として臨んだアジアでの挑戦が終わった。
序盤の失点で流れを失ったかに見えたが、ボールを奪えば攻めに転じ、細かいパス交換からエリア内に侵入。何度もゴールを脅かしたが、体を張った相手の守備をあと一枚はがせなかった。GKの好セーブにも阻まれ、篠田監督は「(決定機で)決め切ること、変化を加えることは相手が上だった」。試合終盤にCKから三平が意地の1点を奪ったが、遅かった。
本拠地が基準を満たさず、国立競技場を「ホーム」として使用してきた。他クラブのサポーターも一体となって応援する光景は大きな反響を呼び、この日も後押しを受けた。指揮官は「誰しも甲府は1勝もできないと思っただろうが、覆したことは素晴らしい」とたたえ、三平は「幸せだった。また出たい」。この舞台で得た経験は、チームの財産になるはずだ。
[時事通信社]
![後半、ゴールを決める甲府の三平(左から3人目)=21日、東京・国立競技場](https://img.sp.m.jiji.com/image/out/20240221at90S_p.jpg?updated=1708487087)
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