2024-02-20 17:41World eye

中国国産旅客機C919、世界デビュー シンガポール航空ショー

【シンガポールAFP=時事】中国初の国産ジェット旅客機「C919」が、20日からシンガポール・チャンギ空港近くの展示場で開催されるアジア最大の航空ショーでお披露目される。≪写真はシンガポール航空ショーで韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」の曲技飛行を見る観客≫
 C919は単通路の旅客機で、欧州エアバスの「A320」や米ボーイングの「737MAX」のライバルになるとみられている。中国としては、二強体制に挑み、外国の技術への依存を低減させたい考えだ。
 C919は18日に行われたメディア向けプレビューで、初めて国外での飛行を披露した。
 しかし、国外からの受注はまだ獲得できていない。
 シンガポールの航空コンサルティング会社、エンダウ・アナリティクスのシュコル・ユソフ氏はAFPに対し、主要航空会社からの受注は難しいだろうとの見方を示した。
 ユソフ氏は「中国は電気自動車(EV)市場で世界をリードしているが、航空機産業では依然『メード・イン・チャイナ』のらく印がぬぐえていない」と話した。
 ただ、主要航空会社からの受注には時間がかかるとしながら、いずれは実現するだろうと付け加えた。
 C919は国有企業の中国商用飛機(COMAC)が開発・製造を手掛けている。【翻訳編集AFPBBNews】

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