ナワリヌイ氏遺体にあざ=死亡時刻、証言と不一致―ロシア紙
獄死したロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に関し、独立系紙ノーバヤ・ガゼータの関連メディアは18日、収監先の刑務所があった極北ヤマロ・ネネツ自治管区の救急医療関係者の話として、遺体から複数のあざが見つかったと伝えた。死亡したのが当局発表の「16日午後」よりも前だったという証言もあり、死因を巡って疑念が深まっている。
遺体は刑務所から移送され、中心都市サレハルドの病院に安置されているという。現地を訪問した母リュドミラさんは死亡通知を渡されたのみで、遺体の引き渡しを受けられていない。
救急医療関係者によると、あざの一つは胸にあった。「心臓マッサージを行うと現れる」とされ、蘇生を試みたとする当局発表を裏付けるが、心臓が停止した経緯は分からないという。
ノーバヤ紙編集長としてノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏は、過酷な環境で「ナワリヌイ氏は3年間にわたり拷問を受けた」と非難していた。
一方、同メディアが刑務所の受刑者を取材したところでは、発表された死亡日前日の15日夜に「不可解な騒動」が発生。刑務所内の警備が強化された上で、複数の車両が入ってくる音が聞こえた。一夜明けても中は物々しく、ナワリヌイ氏の死亡情報は「16日午前」に広まっていたという。
[時事通信社]
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