自民、13日にも裏金調査提示=14日集中審議で与野党激突
国会では週明け、自民党の派閥裏金事件を巡る与野党の攻防が本格化する。自民は13日にも所属議員への聞き取り調査結果を野党に提示。野党は内容が不十分とみて、14日の衆院予算委員会集中審議で攻勢を強める考え。2024年度予算案の衆院通過に向けた与野党間の日程闘争もヤマ場を迎える。
「緊張感を持って審議に臨むとともに丁重な説明を尽くしていく」。岸田文雄首相は9日の政府・与党の会議で、防戦が予想される集中審議に向けてこう語った。
自民党は2月に入り、党幹部と弁護士による所属議員への聞き取り調査と、裏金問題に関する全所属議員を対象としたアンケートを実施。聞き取りは安倍、二階、岸田3派の所属議員80人余りに加え、立件されなかった各派の事務総長らにも対象を広げた。
これに対し、野党は「われわれが求めているのは完全な第三者によるヒアリングで、それがつぶさに公表されることだ」(立憲民主党の泉健太代表)と指摘。疑惑の真相究明に向けた自民党の本気度をただす方針だ。
野党は、自民の二階俊博幹事長(当時)が在任中の約5年間で50億円程度受け取っていたとされる政策活動費の使途についても追及。防衛力強化や少子化対策で国民負担の増加が見込まれる中、「国民は増税、自民は脱税」(立民幹部)と批判する。
予算案採決の前提となる中央公聴会の日程でも、与野党の攻防が激化する見通し。野党は安倍派幹部らを対象とした政治倫理審査会開催を要求。予算案衆院通過に道筋をつけたい自民としては応じるのか判断を迫られそうだ。
[時事通信社]
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