「Sansan」社員装い、名刺情報入手=容疑で不動産会社次長逮捕―警視庁
名刺管理サービス会社「Sansan」の社員を装い、他社の名刺情報を不正入手したとして、警視庁と愛知県警は9日までに、不正アクセス禁止法違反容疑で、東京都渋谷区の不動産販売会社「GRANDCITY(グランドシティ)」次長、片岡和真容疑者(37)=台東区小島=を逮捕した。容疑を否認しているという。
同庁サイバー犯罪対策課によると、片岡容疑者は複数の部下に指示し、2022~23年、少なくとも十数社の名刺情報約400万件に不正アクセスした疑いがある。同課は会社ぐるみだった可能性についても調べる。
逮捕容疑は22~23年、Sansanの社員を装い、同社のサービスを利用する企業の社員に「二要素認証のため、IDとパスワードを返信してほしい」と偽メールを送信。取得したIDなどで名刺情報にアクセスした疑い。
Sansanは、取引先などの名刺情報をサーバーで管理するサービスを提供。利用する会社の社員は、個人に付与されたIDなどで社内の名刺情報を閲覧できる。
同課によると、偽メールは、グランドシティ社の営業先に送信されていた。不正入手した名刺情報で営業し、成約したケースもあるという。
Sansanと利用先の企業が23年3月ごろ、警視庁や愛知県警に相談して発覚した。
同庁などによると、Sansanは不正を防ぐため、サービスを利用する企業に対し、管理サーバーへのアクセス状況の監視や接続できる端末の制限などを推奨。二要素認証のため、個人にIDやパスワードを回答するよう求めることはないという。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手