トランプ氏、大差でリード=共和サウスカロライナ予備選―資金繰りでは苦戦・米大統領選
【ワシントン時事】11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いの正念場となる南部サウスカロライナ州で、トランプ前大統領(77)が支持率でヘイリー元国連大使(52)に26ポイントの大差をつけリードしていることが、1日公表の世論調査結果で明らかになった。同州出身のヘイリー氏は2011年から州知事を6年間務めており、敗北すれば撤退圧力が一段と高まる情勢だ。
ワシントン・ポスト紙などの世論調査によると、支持率はトランプ氏の58%に対し、ヘイリー氏は32%。男女別や全ての年代で、トランプ氏がヘイリー氏を上回った。調査は1月26~30日、共和党予備選に参加する見通しの815人を対象に行われた。
24日のサウスカロライナ州予備選は、代議員50人のうち29人を州全体の勝者に割り振り、残り21人を3人ずつ7選挙区に分けて、それぞれ「勝者総取り」とする仕組み。このため、ヘイリー氏の獲得人数がゼロになることもあり得る。
サウスカロライナに先立ち、西部ネバダ州で8日に党員集会が開かれる。ヘイリー氏は不参加のため、トランプ氏が同州の全代議員26人を獲得する可能性もある。
ただ、トランプ氏は資金調達面で苦戦しているもようだ。1月31日に明らかになった選挙資金記録によると、同氏の主要な政治資金管理団体「マガ・インク」は23年後半に約4780万ドル(約70億円)を集めたものの、同期間に約5540万ドル(約81億円)を支出した。
米メディアの分析によれば、支出のうち3000万ドル(約44億円)はトランプ氏の訴訟費用に充てられた。これに対しヘイリー氏の政治資金管理団体の一つは、同時期にトランプ氏を上回る約5019万ドル(約73億円)を調達。大手投資家らが後押ししたと伝えられている。
[時事通信社]
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