地盤隆起で海面が急低下=珠洲市の観測点データ回収―気象庁
気象庁は1日、最大震度7の能登半島地震で地盤が大きく隆起した石川県珠洲市長橋町の津波観測地点について、地震直後の潮位観測データを公表した。数分で海面が急低下した様子が記録されており、地盤が隆起したペースを調査する手掛かりになるという。
この地点の潮位データは地震による通信障害で入手できず、同庁職員が1月30日に現場で回収した。地盤隆起で津波観測不能となったことは国土地理院の航空写真で早期に判明し、同月5日に発表している。
同地点には、水圧センサーによる巨大津波観測計と、電波を水面に向けて高さを測定する津波観測計の2種類がある。
1月1日午後4時10分に最大震度7の地震が発生した後、潮位は両観測計とも同12分すぎまで20センチ程度だったが、その後急速に低下。巨大津波観測計は同14分ごろにマイナス80センチまで観測して欠測となり、津波観測計は同15分すぎにマイナス120センチまで観測したところで測定範囲外となった。
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