初戦アイオワ、トランプ氏勝利=共和候補選び、強さ鮮明―2位争いも焦点・米大統領選
【デモイン(米アイオワ州)時事】11月の米大統領選に向けた共和党の候補者選び初戦となる中西部アイオワ州党員集会が15日夜(日本時間16日午前)、州内各地で開かれ、トランプ前大統領(77)が勝利を確実にした。2020年大統領選で敗北し、返り咲きを誓うトランプ氏は、指名獲得に向け好スタートを切った。
米メディアは一部会場で開票が始まった直後、トランプ氏勝利と一斉に速報。事前の世論調査通りの「一強」ぶりを見せつけた。トランプ氏は支持者の集会で「最大の勝利だ」と宣言するとともに、政権奪還を見据え「団結すべき時だ」と呼び掛けた。
2位以下の候補がトランプ氏とどれだけ差を縮められるかも焦点となる。追いすがるデサンティス・フロリダ州知事(45)やヘイリー元国連大使(51)は、僅差で2位に食い込み、「トランプ氏に代わる候補」として次戦以降に存在感を示したい考え。CNNテレビによると、推定開票率50%時点の得票率は、トランプ氏49.6%、デサンティス氏21.6%、ヘイリー氏20.1%となっている。
党員集会は、州内約1700カ所の集会所に党員が集まり、各候補の陣営代表による演説の後に投票する仕組み。アイオワは「命を脅かす」(米国立気象局)記録的寒波に見舞われており、投票率の低下が指摘されている。
会場の一つとなった州都デモインの中学校では、氷点下20度の寒さの中、有権者300人以上が登録に列を成した。参加したフランク・スウェージーさん(77)はトランプ氏に投票する考えを示し、「これほど大事な一票はない」と話した。郊外では道路の除雪が遅れ、有権者の足に影響が出ている。
共和党の指名争いはアイオワを皮切りに米各州・領で6月まで行われ、7月の党全国大会で大統領候補が正式に指名される。民主党は今回、初戦を2月3日のサウスカロライナ州予備選に変更したため、15日はアイオワで大統領候補の選考は行われない。
[時事通信社]
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