2024-01-14 14:47国際

米大統領選の展開占う初戦=共和アイオワ党員集会

 【デモイン時事】11月の米大統領選に向けた共和党の候補指名争いは、15日の中西部アイオワ州(人口約320万人)で開かれる党員集会が初戦となる。結果は各候補の勢いにつながり、今後の展開を占うものとして内外で注目されている。
 アイオワでは1970年代から共和、民主両党が、大統領選の年の1月か2月に各州に先駆けて党員集会を開催。続いて東部ニューハンプシャー州で最初の予備選が行われてきた。
 党員集会は、それぞれの州で党が学校や教会、地域の集会所などで開き、党員らが無記名で意中の候補に投票。これに対し予備選は、州政府が資金を拠出し、有権者が投票所で票を投じる。党員登録者だけに投票を認める州もある。
 15日の共和党員集会は午後7時(日本時間16日午前10時)、州内約1700カ所の会場で開幕する。各候補の陣営代表による演説を踏まえて党員が投票し、結果は2~3時間で判明する見通し。7月に中西部ウィスコンシン州で開かれる党全国大会に派遣される代議員40人が、各候補の得票数に基づき比例配分される。
 共和党の代議員は全米で計2429人で、過半数を獲得した候補が指名を勝ち取る。民主党は推定で4500人以上。
 民主党も15日、アイオワで党員集会を開くが、党候補を巡る投票は郵便で行い、結果を3月5日に公表する。再選を目指すバイデン大統領が参加する候補指名争いは、2月3日の南部サウスカロライナ州での予備選が実際の初戦となる。 
[時事通信社]

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