2024-01-02 22:00社会

北陸・上越新幹線、一時見合わせ=高速、航空にも影響―能登地震

 石川県能登地方で1日起きた最大震度7の地震で、北陸、上越両新幹線は設備の安全確認のため一部区間で運転を見合わせたが、2日午後に全線で運転を再開した。
 運転を一時見合わせたのは、北陸新幹線の長野―金沢間と上越新幹線の越後湯沢―新潟間。北陸新幹線は一部区間で速度を落として運転するため、遅れが発生する可能性がある。
 JR西日本によると、地震直後に北陸新幹線の金沢―富山間で列車4本が停止し、乗客計約1400人が一時車内に取り残された。2日午前4時ごろまでにいずれの列車も最寄り駅に到着した。
 日本道路交通情報センターによると、北陸自動車道や関越自動車道などが石川、富山、新潟県内の区間で一時通行止めとなったが、2日午後9時現在、能越自動車道を除いて解除された。
 能登空港(石川県輪島市)では、滑走路の点検で深さ約10センチ、長さ10メートル以上の亀裂が4~5カ所見つかり、閉鎖された。ターミナルビルでは割れたガラスが散乱し、利用客ら約500人が屋外駐車場に避難し、孤立状態が続いているという。
 このほか小松(同県小松市)や新潟(新潟市)などの空港を発着する便に欠航が相次ぎ、2日までに、日本航空で10便、全日空も24便が欠航、計約3140人に影響が出た。 
[時事通信社]

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