2024-01-02 15:06社会

皇居で新年祝賀の儀=一般参賀は地震で中止

「新年祝賀の儀」であいさつされる天皇陛下=1日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
「新年祝賀の儀」であいさつされる天皇陛下=1日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下が皇族方や三権の長らから新年のお祝いを受けられる「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿であった。女性皇族方は4年ぶりにティアラを着用して臨んだ。2日に皇居で予定されていた新年一般参賀は、石川県で起きた最大震度7の地震を受けて中止となった。
 宮内庁によると、両陛下は地震の被害に心を痛め、人命の救助や消火活動などが一刻も早く進むことを願っているという。
 1日は午前中、秋篠宮ご夫妻ら皇族方が両陛下にお祝いを述べた後、三権の長や閣僚らによる祝賀が行われた。天皇陛下は「新しい年を共に祝うことを誠にうれしく思います。年頭に当たり、国民の幸せと国の発展を祈ります」とあいさつした。参院議長は体調不良で欠席した。
 午後には、日本に駐在する各国大使らによる祝賀があった。
 女性皇族方は2021年からコロナ禍に鑑み、両陛下の意向でティアラ着用を控えてきた。感染症法上の位置付けが「5類」に移行し、多くの人が日常生活を取り戻しつつあることを考慮し、復活が決まった。
 愛子さまは新年祝賀の儀では初めてティアラを着用。21年の成年行事の際と同様、叔母の黒田清子さんが使っていたものを借りた。儀式後には、上皇ご夫妻へのあいさつのため、車で赤坂御用地(東京都港区)内の仙洞御所を訪れた。
 閣僚や国会議員、各国大使らの配偶者も出席できるようにしたため出席者数は計約370人で、昨年より大幅に増えた。 
[時事通信社]

新年のあいさつのため、車で仙洞御所に入られる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=1日午後、東京都港区
新年のあいさつのため、車で仙洞御所に入られる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=1日午後、東京都港区
「新年祝賀の儀」でティアラを着用された天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=1日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
「新年祝賀の儀」でティアラを着用された天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=1日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

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