グレタさんの環境団体、パレスチナ連帯を再表明
【ストックホルムAFP=時事】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんをきっかけにはじまった気候変動対策を求める運動「フライデーズ・フォー・フューチャー(FFF、未来のための金曜日)」のスウェーデン支部は5日、パレスチナ自治区ガザ地区のパレスチナ人への連帯を改めて表明した。≪写真は環境活動家グレタ・トゥンベリさん≫
10月末、FFF国際支部およびトゥンベリさんは公然とパレスチナ人への連帯を表明。国際支部は、イスラエル軍によるガザでの「ジェノサイド(集団殺害)」を非難し、「西側諸国の(イスラエル)支持と、誤情報を拡散する個人・組織」を非難した。
これを受け、ドイツ政界からはFFF同国支部に対し、FFF国際支部との関係を断ち切るよう求める声が上がった。
FFFドイツ支部のルイザ・ノイバウアー代表は独週刊紙ツァイトとの最近のインタビューで、ガザでの軍事衝突に対するトゥンベリさんの見方は一方的だと指摘。
10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの越境攻撃に言及し、「虐殺されたユダヤ人の犠牲者について、グレタ・トゥンベリさんが具体的なことを一切言わなかったことに失望している」と語った。
FFFスウェーデン支部は5日、同国の日刊紙アフトンブラデットと英国のガーディアン紙への寄稿で、「多くの人の主張に反して、フライデーズ・フォー・フューチャーは『過激化』していなければ、『政治的』にもなっていない」「私たちは常に政治的だった。正義を求める運動だからだ」と主張。
「気候正義運動は、人と人権を尊重する考えから生まれている」「それはつまり、理由はどうあれ、人が苦しみ、家を追われ、命を奪われたときに声を上げることに他ならない」と続けた。
さらに、「パレスチナ人や被害を受けたすべての民間人に連帯して立ち上がるのは、私たちにとって疑う余地のないことだ」とした上で、「ハマスがイスラエルの民間人を惨殺したからといって、イスラエルが現在行っている戦争犯罪は決して正当化できない」「ジェノサイドは自衛でも、相応の報復でもない」と訴えた。【翻訳編集AFPBBNews】
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