ネット証券3社を提訴=クレディ債で個人投資家
スイス金融大手クレディ・スイス(CS)が発行した「AT1債」が無価値化した問題で、国内の投資家5人が4日、SBI証券と楽天証券、マネックス証券のインターネット証券3社を相手取り、購入契約の取り消しや損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。請求額は合計で約1億5000万円。無価値化するリスクが説明されず、商品の性質を正しく理解できなかったと主張している。
原告は、SBIと楽天が2人ずつ、マネックスが1人。訴状によると、いずれも独立系金融アドバイザーを通じ、2022年9月から23年2月の間にAT1債を購入したが、CSの公的支援受け入れで価値を失った。
3社はこうしたリスクを説明資料に記載しておらず、原告側は「事実に反する情報の提供や不利益事実の不告知があった」と指摘した。3社は提訴について、いずれも「コメントは差し控える」としている。
CSのAT1債は日本国内で約1400億円が販売され、これまでに購入した投資家が三菱UFJモルガン・スタンレー証券やマネックスに対する訴訟を起こしている。
[時事通信社]
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