2023-11-28 16:39World eye

ロシアやウクライナなどで冬の嵐、13人死亡

【モスクワAFP=時事】ロシア南部、ウクライナ、モルドバが26日以来ハリケーン級の冬の嵐に見舞われており、当局によると、27日までに少なくとも13人が死亡した。≪写真は冬の嵐に見舞われ、冠水したクリミア半島の集落から避難する地元住民≫
 ロシアメディアは「100年に一度の嵐」と評している。嵐に見舞われているのは、同国南部ダゲスタン共和国、クラスノダール地方、ロストフナドヌー、ロシアの支配下にあるウクライナのドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4州およびクリミア半島。
 ロシアとクリミアではこれまでに4人が死亡、モルドバでも4人の死亡が確認された。
 ロシアのエネルギー省によれば、約190万人が停電の被害を受けた。
 大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ウラジーミル・プーチン大統領が政府に対し、被災地支援を指示したと述べた。
 一方、ウクライナでは、積雪量は最大25センチに達した地域もあり、1500近い市町村で停電が発生した。
 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「オデーサ州で5人が死亡した」と明らかにした。
 ロシアの黒海沿岸では巨大な波が押し寄せ、ソーシャルメディアに投稿された動画によると、一部地域では風速38メートルを超えた。【翻訳編集AFPBBNews】

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