ウクライナ紛争、和平交渉なしなら2030年まで継続 スロバキア首相
【プラハAFP=時事】スロバキアのロベルト・フィツォ首相は24日、ウクライナ紛争は和平交渉が行われなければ2030年まで続く可能性があるとの見方を示した。≪写真はチェコの首都プラハで、写真撮影に臨むペトル・フィアラ首相〈右〉とスロバキアのロベルト・フィツォ首相≫
フィツォ氏はチェコのプラハで同国のペトル・フィアラ首相と会談した後の会見で、「ウクライナ紛争はこう着状態にあり、2029年か2030年まで続く可能性がある」「10年後、何の成果も得られないまま、さらに50万~60万人の死者を出してからようやく交渉の席に着くよりは、平和裏に、または戦闘を休止して10年間交渉を行った方がいい」と述べた。
フィツォ氏率いる極右の閣僚を含む3党連立政権は、既に前政権が計画していた4030万ユーロ(約66億円)規模の対ウクライナ軍事支援を停止している。
チェコとスロバキアはいずれもウクライナ難民を数千人受け入れているが、軍事支援の継続をめぐっては意見が分かれている。
フィアラ氏は「ウクライナは勇敢に戦っており、われわれの支援を必要としているのだから、軍事支援に意味はあると確信している」と述べた。
フィツォ氏は対ウクライナ軍事支援について、スロバキアはこれ以上行わないが、他国が実施することに反対はしないと強調した。【翻訳編集AFPBBNews】
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