ヘリ事故、新たに2人死亡=30代医師ら、死者計3人に―長崎・対馬沖

長崎県・対馬沖で6日起きた患者搬送ヘリコプターの事故で、唐津海上保安部は7日、心肺停止となっていた30代の男性医師と患者付き添いの60代男性の死亡が新たに確認されたと発表した。事故による死者は計3人となった。
第7管区海上保安本部(北九州市)などによると、搭乗していたのは6人で、女性患者(86)は6日夜に死亡が確認された。機長(66)ら3人は意識があるという。
ヘリは医療搬送用として福岡和白病院(福岡市東区)が使用し、エス・ジー・シー佐賀航空(佐賀市)が運航していた。
6日夜に記者会見した病院と同社によると、ヘリは患者らを乗せて対馬空港を同日午後1時半に離陸。午後2時15分に病院に到着予定だったが、離陸から約10分後にモニター上で機体の動きが止まり、無線の呼び掛けにも応答はなかったという。その後、機体が長崎県・壱岐島沖で見つかった。
会見で、佐賀航空関係者は「(機体の点検では)異常はなかったと認識している」と説明。機長についても「特に健康状態に支障があるようなことは話していなかった」と述べた。
同社を巡っては昨年7月にも、運航するヘリが福岡県柳川市内に墜落して操縦士ら2人が死亡する事故が起きている。
唐津海保は、何らかの原因でヘリが不時着水したとみて、機長から話を聞くなどして事故原因を調べる。運輸安全委員会も7日、航空事故調査官2人を現地に派遣する。
[時事通信社]
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