2025-04-04 20:56

元同僚２人を傷害致死罪で起訴＝踏切自殺偽装―東京地検

　東京都板橋区の踏切で２０２３年１２月、塗装会社元社員の高野修さん＝当時（５６）＝を自殺に見せ掛け死なせたとして、元同僚４人が逮捕された事件で、東京地検は４日、同社社長佐々木学（３９）、社員岩出篤哉（３０）両被告＝いずれも傷害罪などで起訴＝を傷害致死と暴行の罪で追起訴した。地検は認否を明らかにしていない。
　起訴状によると、２人は２３年１２月２～３日、板橋区内で高野さんの顔面を殴るなどし、川か列車のどちらかに飛び込むよう選ばせた上で、踏切内で列車に衝突させ死亡させたとされる。
　２人は殺人容疑などで逮捕されていた。地検は、２人が現場の踏切にはいなかったが、川や列車に飛び込むよう迫るなどしたことから、傷害致死罪を適用した。
　また、現場にいた同社社員島畑明仁（３４）、野崎俊太（３９）両被告＝いずれも殺人罪などで起訴＝についても、威力業務妨害罪などで追起訴した。　
［時事通信社］

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