フジテレビに厳重注意＝遠藤会長は辞任―民放連
フジテレビと親会社が設置した第三者委員会が、元タレントの中居正広氏による元フジ社員の女性への性暴力を認定する調査報告書をまとめたことを受け、日本民間放送連盟（民放連）は２日、緊急対策委員会を開いた。同委は、フジの一連の対応は人権意識やコンプライアンス（法令順守）に著しく欠けるところがあったとして厳重注意を行った。
同委は、フジに再生・改革に向けた取り組みの進行状況を適切な時期に報告するよう求め、「当分の間、自社の役職員が民放連の役職に就くことを自粛したい」とのフジ側の申し出を了承。民放連の会員全社にも人権尊重とコンプライアンスの体制の再点検を要請した。
また、２月に辞意を表明していた民放連の遠藤龍之介会長（フジ前副会長）は４月２日付で辞任。次期会長が就任するまで堀木卓也専務理事が会長を代行する。
［時事通信社］
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