オリックスの西野、ミス取り返す2ラン=プロ通算10本目―プロ野球
オリックスの西野が一発でミスを取り返した。同点の七回1死一塁。速球を右翼席へはじき返し、1号2ラン。試合を決めた9番打者は「なんとかチャンスを広げて、上位打線につなげたいという思いだった」と振り返った。
三回は自身の悪送球で1死一、三塁とピンチを招いてしまい、その後に相手の先制点につなげられていた。「(先発の)曽谷に苦しい投球をさせてしまった。なんとか取り返せてよかった」。安堵(あんど)の表情を浮かべた。
プロ11年目の34歳。開幕スタメン入りは逃したが、オープン戦から打撃好調。チーム最年長の野手に、岸田監督は「勝負強く、いい働きをしてくれている」と信頼を寄せる。
昨季は規定打席に満たないながらも、打率3割をマーク。プロ通算10本目がチームを勝利に導く一本となり、「こういう形で出たのはうれしいけど、ホームランばかり狙ってもしょうがない」。幸先のいいスタートにも、「まだシーズンは始まったばかり。気を抜かずに頑張る」と足元を見詰めた。
[時事通信社]
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