泥酔の保護男性を放置容疑=当直署員ら書類送検―香川県警
泥酔状態で保護した男性の容体を十分確認せず、一時意識不明に陥らせたとして、香川県警が高松北署の当直責任者ら3人を業務上過失傷害容疑で書類送検していたことが1日、県警への取材で分かった。男性は約2週間後に意識が戻ったが、脳に障害が残ったという。
また、男性への対応を巡って報告書に虚偽の記載をした虚偽有印公文書作成・同行使容疑で、別の署員を書類送検した。いずれも2月28日付で、県警は4人を訓戒処分とした。
県警によると、当直責任者ら3人は昨年10月26日、保護した50代男性の容体を十分確認せず、一時意識不明の重体にさせた疑い。
別の署員は、自らが男性の様子を確認しに行ったように装った虚偽の報告書を作成した疑い。
男性は同日未明、高松市内の路上で泥酔し、倒れていたところを通報で駆け付けた署員に保護された。意識はあり、救急搬送を拒んだため、3人は署内の一室にいる男性の様子を主に目視で確認していた。同日夕に交代した署員が意識を失っている男性に気付き、救急搬送先で急性硬膜外血腫などと診断された。
佐脇伸宏首席監察官は「事案を重く受け止め、再発防止を徹底する」と話している。
[時事通信社]
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