スロベニアの兄妹、世界記録=日本の五輪ライバル候補―スキー・ジャンプ
【パリ時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプで今季、スロベニア出身の兄と妹が世界記録を樹立した。
兄のドメン・プレブツはフライングヒルで行われた3月下旬の個人最終戦で254.5メートルを飛び、国際競技団体が認定する世界記録を更新。ヒルサイズの240メートルを大きく超え、尻もちをつきそうになりながら何とか着地した。飛距離が発表されると会場中が大歓声。前の記録保持者シュテファン・クラフト(オーストリア)や小林陵侑(チームROY)らが祝福した。
「テークオフ後は何でもできると感じた。完璧だった」とプレブツ。この台で自身が保持していたレコードを破られた小林陵は「着地できたのがすごい。しばらく抜かれないのでは」と驚いた。
この大飛躍の約2週間前には、女子の世界記録が誕生した。樹立したのは20歳の妹ニカ。ノルウェー・ビケルスンでのW杯公式練習で236メートルを飛び、「こんなことが起こるなんて」と喜んだ。
ニカは世界選手権で史上初のノーマルヒルとラージヒルの個人2冠を達成。W杯は10連勝でシーズンを終えた。2季連続総合優勝を果たすなど、一時期の高梨沙羅(クラレ)のような絶対的な存在になっている。来年のミラノ・コルティナ五輪でメダルを狙う日本勢にとって、この2人は強力なライバルになりそうだ。
[時事通信社]
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