鍵山、フリー大崩れ=安堵とほろ苦さ―世界フィギュア
鍵山は昨年まで3度の世界選手権が2位で、2022年北京五輪も銀メダルだった。表彰台のてっぺんには今回も立てず、一つ下がって3位。逆転を狙ったフリーはジャンプの精彩を欠いて大きく崩れ、「本当にメダルを取っていいのか」。
SPは首位の王者マリニンと3点余りの差だった。調子の良さを実感していた中、結果などを意識して「ちょっと焦りが出てしまったのかな」。冒頭に予定した4回転フリップが抜けて2回転になり、リズムが狂った。
続く4回転サルコーの着氷が乱れると「頭が真っ白に」。来年のミラノ・コルティナ五輪出場枠が懸かった今大会。自身の順位が大きく下がることで「(日本男子が)3枠を取れなかったらどうしよう」との不安が頭の中に広がった。フリー10位もSPの貯金で事なきを得て「すごくほっとした」と実感を込めた。
マリニンが圧倒的な強さを見せて連覇を遂げた。鍵山は「まだまだ遠い存在」と認めるしかなかった。「結果を素直に受け止めて、前に進んでいきたい」。安堵(あんど)とほろ苦さが入り交じる銅メダルを手に、また出直す。(ボストン時事)
[時事通信社]
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