鹿島、勢い増す白星=完勝も満足せず―Jリーグ
勢いに乗る鹿島が、さらに加速した。「ビッグマッチ」と位置付けた王者神戸との一戦を、先行逃げ切りで勝利。鬼木監督は「選手は最後まで強気で、攻守に集中力を切らさずやってくれた」とたたえた。
相手のプレスをかいくぐって徐々にリズムをつかむと、前半33分にレオアセラのゴールで先制。ロングボールを多用する相手に対し、こぼれ球をしっかり拾い、攻撃パターンを封じてシャットアウトした。
完勝に近い内容にも、満足はしない。チームに高いレベルを求める指揮官は攻撃面の課題を挙げ、「崩しや、つなぎの部分を出していかないと勝利につながらない。少しずつブラッシュアップしていきたい」。エースの鈴木も「まだまだ完成されたチームではない。相手が手を付けられないぐらいになっていければ」と高みを見据える。
4月2日にはすぐにリーグ戦があり、その後もルヴァン杯を含めて試合が続く。GK早川は「連戦でどれだけ勝てるかが、今後のチームを占うことになる。そこにこだわってやっていきたい」。首位固めへ、貪欲に勝利を求め続ける。
[時事通信社]
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