提携先、自動車メーカー以外も視野=ホンダとの協業継続―日産次期社長
4月に日産自動車社長に就任するイバン・エスピノーサ氏は26日までに報道各社の取材に応じ、ホンダとの経営統合協議破談後の新たな提携先について、自動車メーカーに限定せず模索する意向を表明した。ただ、ホンダとの協業関係は継続する方針を示した。同氏は昨年4月から日産のチーフプランニングオフィサーとして商品企画の責任者を務めている。
エスピノーサ氏は自動車業界について「大きな構造改革に直面しており、多くの投資を求めることになる」と指摘。その上で、今後の提携先に関し「ホンダであれ他のパートナーであれ、私はオープンだ」と述べた。業界では三菱自動車が台湾の精密機械大手、鴻海(ホンハイ)精密工業に対し電気自動車(EV)の生産委託を検討するなど、異業種との協業の動きが加速している。
一方、ホンダとの今後の関係については「経営統合はうまくいかなかったが、多くの事業で協業の検討を進めている」として、資本関係を伴わない形での協力関係の構築に努めると強調した。
エスピノーサ氏は日産が直面する深刻な経営難に関し「市場が急速に変化する中で判断が遅かった。後悔している」と語り、スピード感の欠如が一因だったと分析。これまで約4年半かかっていた新車の開発期間を3年程度に短縮したり、世界各地域の有力車種を他の市場にも投入したりすることで巻き返しを目指すと説明した。新たなリストラ策についても近く公表する見通しという。
また、日産は2025年度中に日本国内でEV「リーフ」の新モデルを、26年度にはハイブリッド車(HV)の独自システムを搭載した新たな大型ミニバンをそれぞれ発売すると明らかにした。いずれも年内に詳細を公表するとしている。
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