医師の無罪確定へ=患者わいせつ、上告せず―東京高検

東京都足立区の病院で2016年、手術直後の女性患者の胸をなめたとして、準強制わいせつ罪に問われた医師関根進さん(49)を無罪とした東京高裁の差し戻し控訴審判決について、東京高検は25日、上告しない方針を決めた。上告期限は26日で、無罪が確定する。
東京高検の伊藤栄二次席検事は「判決内容を十分に精査したが、適法な上告理由が見いだせなかった」とのコメントを出した。
関根さんは16年5月10日、女性の右乳腺腫瘍摘出手術を行った直後に病室で左胸をなめたなどとして起訴された。
一審東京地裁は、女性が全身麻酔での手術後に陥ることがある意識障害「せん妄」によって、幻覚を見ていた可能性があるとして無罪を言い渡したが、二審は女性の証言の信用性を認めて懲役2年とした。最高裁は証言を裏付ける証拠について審理のやり直しを命じ、東京高裁は今月12日、幻覚の可能性が否定できないとして無罪を言い渡した。
[時事通信社]
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