独アウディ、7500人削減=世界で販売低迷
【ベルリン時事】ドイツ高級車大手アウディは17日、2029年までに独国内で人員7500人を削減することで労使が合意したと発表した。同社は世界的に販売が低迷しており、2月にベルギー工場を閉鎖するなど、大規模なリストラを余儀なくされている。
人員削減は本拠地ドイツが対象で、ほかの人件費カットと合わせて年間10億ユーロ(約1600億円)超の経費節減を見込む。デルナー最高経営責任者(CEO)は「より機動的、効率的になるために、雇用調整が避けられない」と述べた。
アウディの24年の世界販売台数は前年比11.8%減だった。電気自動車(EV)普及が想定より遅れていることを踏まえ、33年の生産終了を打ち出してきたエンジン車についても開発を強化する。
[時事通信社]
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