パート賃上げ、平均6.53%=UAゼンセン結成以降最高

流通、繊維などの産業別労働組合UAゼンセンは13日、2025年春闘の妥結状況を発表した。同日午前10時時点で、賃上げ率はパート従業員の組合員1人当たり平均6.53%(時給ベースで75.7円)と、12年のUAゼンセン結成以降で最高となった。正社員は5.37%(月額1万7046円)だった。
賃上げ率は、基本給を底上げするベースアップ(ベア)に定期昇給分などを加えた総額。12日に集中回答日を迎えた大手企業を中心に、パート従業員は95組合、正社員は139組合が妥結した。正社員は60組合で満額回答を受け、うち14組合が要求額を上回った。
記者会見した永島智子会長は「集中回答日前から満額回答で妥結したことで、高い賃上げの定着と、非正規の格差是正の加速に向けた流れをつくった」と評価した。
[時事通信社]
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