「あらゆる選択肢ある」=週刊文春の記事訂正で―フジ社長
フジテレビの清水賢治社長は30日、同社と親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)が開いた定例取締役会後、記者団の取材に応じた。元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルが起きた会について、週刊文春が女性はフジ幹部社員に誘われたとした昨年末の記事を、今月28日に中居さんから誘われたと訂正したことに関し、「なぜあのタイミングで出したのかが一番疑問」と指摘、「あらゆる選択肢が検討の下にある」と訴訟の可能性に含みを残した。ただ、「冷静に検討し対応していく」とも語った。
批判を浴びた、中居さんのトラブルを巡る自社の対応については、第三者委員会が調査・検証し3月末をめどに結果をまとめる予定だが、「それまでにできることは一つずつやっていかなければいけない」と表明。同日決議した経営刷新小委員会の設置などは「その第一歩となる」と話した。
また、若手社員で構成する、同様の事案の再発防止と再生のためのプロジェクトチームの設置を決めたことも公表。「詳細は未定」としながら、「内容が完全でなくても、できると思ったことはすぐ発表していく」と、会社の再生に向けて、情報発信に力を入れていく意向を示した。
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