2025-01-24 19:18

震災30年、鎮魂と希望の光=神戸ルミナリエが開幕

 阪神大震災の犠牲者の鎮魂と教訓の継承を願う光の祭典「神戸ルミナリエ」が24日、神戸市で開幕した。今回のテーマは「30年の光、永遠に輝く希望」。2月2日までの10日間、幻想的な光が夜の街を包み込む。
 久元喜造市長は点灯式で、「市民はルミナリエの光から復興への希望を感じた。あれから30年、絶えることなく開催することができた。これからも協力をお願いしたい」とあいさつした。 
 震災で自宅を含め周辺一帯が全焼したというクリーニング業、辻徹さん(62)=同市中央区=は毎年訪れているといい、「震災を知るきっかけになれば」と話した。
 1995年から毎年12月に開かれていた同祭典は、コロナ禍を経て4季ぶりに開催された前回から、時期を1月に変更。今回は震災から30年の節目に合わせて規模を拡大し、約41万個の色とりどりの電球が夜空を照らした。
[時事通信社]

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