エボラ扱う「ＢＳＬ４」に指定＝長崎大、国内２カ所目―厚労省
厚生労働省は２４日、エボラウイルスなど危険な病原体を扱う「ＢＳＬ４」の施設について、長崎大を指定したと発表した。国立感染症研究所村山庁舎（東京都武蔵村山市）に次いで、国内２カ所目。危険度が高い病原体の輸入や譲り受けには、改めて厚労相の承認などが必要となる。
ＢＳＬ４は、感染症法で危険度ごとに４分類した病原体のうち、最も危険度が高いエボラ出血熱など６種類のウイルスを扱うことができる実験施設。長崎大の施設は２０２１年に完成し、厚労省が設備基準や安全対策の確認を進めていた。
感染研村山庁舎は、地元自治体との合意で患者の診断や治療に特化している。長崎大の施設は国内で初めて、予防や治療法など開発目的の研究を行う。
［時事通信社］
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