かくれキリシタン信仰用具など指定へ=重要民俗文化財―文化審
文化審議会(島谷弘幸会長)は24日、かくれキリシタン集落で使用された「長崎のかくれキリシタン信仰用具」(長崎県)を重要有形民俗文化財に指定するよう文部科学相に答申した。巨大な人形が巡行する「岩川の弥五郎人形行事」(鹿児島県曽於市)など4件を重要無形民俗文化財に指定することも求めた。近く答申通り告示される。
長崎県では16世紀半ばから17世紀初めにかけ、キリスト教の布教活動が盛んで、キリシタン信仰が広く浸透した。十字架や聖像など2218点で構成され、禁教後に仏教や神道と共存したかくれキリシタン信仰の変遷を考える上で重要とされる。
岩川の弥五郎人形行事は、弥五郎様と呼ぶ高さ5メートルの人形を浜下りと呼ばれる行列の先頭にして練り歩き、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する祭り。南九州地方で巨大な人形を使った行事の地域展開を理解する上で重要とされる。
[時事通信社]
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