年金支給額、1.9%プラス=25年度、3年連続目減り―厚労省
厚生労働省は24日、2025年度の公的年金の支給額を前年度から1.9%引き上げると発表した。増額は3年連続。ただ、年金財政を安定させるため給付を抑える「マクロ経済スライド」を3年連続で発動することで、物価上昇率より低い伸びにとどまり、実質目減りとなる。6月に支給する4月分から反映させる。
年金支給額は、直近1年間の物価と過去3年度分の賃金の変動率を基に毎年度改定している。総務省が24日に公表した昨年の全国消費者物価指数を踏まえた物価上昇率は2.7%、賃金上昇率は2.3%だった。
マクロ経済スライドは、物価と賃金がプラスの場合に適用する。これにより、伸び率の小さい賃金上昇率から0.4%分を抑制するため、最終的な改定率は1.9%となった。
25年度の支給額は、国民年金では保険料を40年間納付した満額1人分で前年度比1308円増の月6万9308円、厚生年金は夫婦2人のモデル世帯の場合、同4412円増の同23万2784円。
厚労省は、国民年金の月額保険料も公表した。25年度は前年度比530円増の1万7510円、26年度は同410円増の1万7920円。
[時事通信社]
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