パソコン操作、人工知能が代行=エージェント機能開発―米オープンAI
【シリコンバレー時事】米新興企業オープンAIは23日、人工知能(AI)が利用者の代わりにパソコンを操作するエージェントサービスを発表した。ウェブサイト上で文字の入力や食品の注文といったさまざまな作業の手順を一定程度代行。研究用の試験版として、まずは利用者を限定し提供する。
サービス名は「オペレーター」。まずは生成AI「チャットGPT」の月額200ドル(約3万1000円)の最上位プラン「プロ」の利用者が使える。今後は、他の有料プランにも拡大する計画だ。パソコンを操作するAIエージェントは、競合の米アンソロピックも開発しており、競争が本格化している。
デモ動画では、利用者が「あさりのリングイネ」のレシピをウェブサイトから見つけ、食品宅配サービスの買い物かごに食材を加えるよう入力。AIエージェントが指示に基づき、パソコンを操作してレシピや食材を調べる様子が示された。安全性に配慮し、メールや注文の送信は利用者の承認が必要。銀行取引などは拒否するという。
[時事通信社]
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