2025-01-23 16:04スポーツ

旗手、ここぞで絶妙パス=セルティック、1次L突破―サッカー欧州CL

シュートを放つセルティックの旗手怜央(左端)=22日、英国・グラスゴー(AFP時事)

 【グラスゴー(英国)時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)で22日、古橋亨梧、旗手怜央らのセルティック(スコットランド)はホームでヤングボーイズ(スイス)に1―0で勝ち、1試合を残して1次リーグ突破を決めた。旗手はフル出場し、古橋は後半30分までプレー。同僚の前田大然は終盤、一発退場処分を受けた。
 0―0の後半、本拠地セルティック・パークへ詰め掛けたサポーターに焦りの空気が流れていた。前半から圧倒的に相手を押し込み、古橋が3度ゴールネットを揺らしたが、オフサイドなどでいずれも取り消し。時間の問題と思われた1点が取れないまま、終了が近づいていた。
 冷静だったのが旗手。「自分のプレーだけは焦らずに。中盤が焦るとゲームが崩れる」。41分、中盤左サイドから前線へ絶妙なスルーパス。反応した味方が放ったシュートが決勝のオウンゴールを誘発した。旗手は「個人的にこういう舞台で長い距離のピンポイントのパスができたのは、すごくよかった」と手応え十分に振り返った。
 最終戦が難敵アストンビラ(イングランド)とのアウェー戦であることを考えると、価値の大きい1勝。「まだ(大会に)残って試合ができ、すごくまた成長できる」。旗手はかみしめるように話した。
[時事通信社]

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