2025-01-22 11:20スポーツ

「影響を受けたのは仰木監督」＝イチローさんの一問一答―米野球殿堂

イチローさん

　米野球殿堂入りしたイチローさんの一問一答は次の通り。
　―感謝を伝えたい相手は。
　妻はずっと一緒に戦ってくれて、支えてくれた。感謝の気持ちを伝えたい。最も大きな影響を受けたのは（オリックス時代の恩師の）仰木監督だと思う。仰木監督の存在がなければ、おそらくカタカナのイチローにもならなかったし、人にこれだけ知ってもらうこともなかった。そもそも、野球という存在がなければ、僕は一体何だったんだろう、何者かになれたのだろうかという風に考える。人との出会いと少しの運。努力することは当然として、この二つが大きく、人生には影響するんだなと改めて感じた。
　―入団当時に殿堂入りできると思ったか。
　地球上の一人も想像していなかったでしょう。
　―多くのことを達成してきた中で、殿堂入りの位置付けは。
　プロ野球選手の評価という意味では比べるものはない。これが最初で、最も大きいもので最後のもの。これ以上はない。特殊なのは過去に対する称賛であること。これがポイント。今をどう生きるかということを僕は考えていきたい。
　―今も選手のような生活をする理由は。
　コーチという立場ではないが、まだ技術を実際に見せることができる状態にある。それをキープすることで選手たちは目で見て理解する。耳で聞いて理解することとは、全く次元が違う理解になる。続けていないとできないこと。日本の高校生たちとも交流があるので、彼らにプロの技術というものを間近で見せることは重要。（時事）
［時事通信社］

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