イチローさんの米国での名場面=米野球殿堂入り
(1)大リーグに鮮烈デビュー(2001年)
27歳でメジャーデビュー。走攻守にわたる活躍で最優秀選手、首位打者などに輝いた。開幕直後の右翼守備で糸を引くような送球を見せ、「レーザービーム」と評された。
(2)シーズン262安打の金字塔(04年)
ジョージ・シスラーが保持していたシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新する262安打。メジャーでの自己最高打率3割7分2厘をマークし、2度目の首位打者に。
(3)日本選手初の球宴MVP(07年)
7月10日、サンフランシスコで7年連続オールスター戦出場を果たし、史上初のランニング本塁打を含む3打数3安打2打点の活躍。日本勢初の最優秀選手に選ばれた。
(4)WBC連覇導く決勝打(09年)
開幕前の3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックに出場。不振にあえいでいたが、延長戦にもつれた決勝の韓国戦で勝ち越し打。値千金の一振りで日本をWBC連覇に導いた。
(5)史上初の10年連続200安打(10年)
9月23日のブルージェイズ戦でシーズン200安打目を放ち、史上初となる10年連続の大台到達。打率3割、オールスター戦出場、ゴールドグラブ賞受賞も同様に1年目から10年続けた。
(6)名門球団へ電撃移籍(12年)
7月23日、11年余り過ごしたマリナーズからヤンキースに電撃移籍。「環境を変えて刺激を求めたい」と名門球団のユニホームに身を包み、ジーターらと打線を組んだ。背番号は31。
(7)2度目の移籍、マイアミへ(15年)
41歳の新天地はマイアミを本拠地とするマーリンズ。若手やラテン系選手が多いチームで存在感を放った。最終戦で日米を通じて公式戦初登板。1回を2安打1失点だった。
(8)日米通算安打でローズ超え(16年)
6月15日、パドレス戦で2安打を放ち、ピート・ローズが持つ通算4256安打の大リーグ記録を日米通算で上回った。
(9)米3000安打で殿堂入り切符(16年)
8月7日、ロッキーズ戦で三塁打を放って大リーグ史上30人目の通算3000安打を達成。米野球殿堂入りの一つの目安をクリアした。
(10)東京ドームで引退(19年)
18年にマリナーズに復帰後、現役最後の舞台となったのが翌年3月の東京ドームでの開幕シリーズ。ファンから惜しみない拍手が送られ、45歳は選手生活に幕を下ろした。(時事)
[時事通信社]
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