各国右派指導者が参集=欧州主流派と距離―トランプ氏就任式
【ベルリン時事】20日に開かれるトランプ次期米大統領の就任式には各国の右派ポピュリスト政党の指導者が招待された。欧州の主な有力政治家にはほとんど声が掛かっておらず、伝統的な主流派と距離を置くトランプ氏の姿勢を反映した形だ。欧州メディアは、招待者リストからトランプ氏が「誰の言うことに耳を傾ける可能性があるか」が分かると伝えた。
米大統領の就任式では、慣例として外国首脳を招いてこなかったとされる。今回例外的に欧州首脳で唯一出席するのが、イタリアでファシスト党の流れをくむ「イタリアの同胞」を率いるメローニ首相。欧州連合(EU)欧州議会の右派会派「欧州保守改革(ECR)」党首を務めるポーランドのモラウィエツキ前首相も参加する。
この他、英国のリフォームUKのファラージ党首やフランスの極右政治評論家ゼムール氏、「ドイツのための選択肢(AfD)」のクルパラ共同党首ら各国政界で異端視される右派指導者が参集する。クルパラ氏は声明で「(トランプ氏の)大統領就任で世界は一変する。われわれは欧州の強力なパートナーになる準備がある」と米新政権との連携に意欲を見せた。
中南米からは、温暖化対策に懐疑的なトランプ氏に同調するアルゼンチンのミレイ大統領のほか、エルサルバドルのブケレ大統領、エクアドルのノボア大統領ら強権的な統治で物議を醸してきた指導者が参列する見通し。ブラジルのボルソナロ前大統領も招待を受けたとされるが、2022年の大統領選の結果を覆そうとした「クーデター未遂」の疑いで捜査対象となり、海外渡航が禁じられた状態となっている。
[時事通信社]
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