「適正な選挙」へ法整備要望＝兵庫知事選の他候補応援受け―県選管
兵庫県選挙管理委員会は１７日、昨年１１月の県知事選で、他の候補者を応援する候補者がいたことなどを受け、「同時に立候補している他の候補者の当選に資する行為」を禁じる規定を盛り込んだ法整備を求める要望書を総務省に提出した。要望書は「公明かつ適正な選挙を行うという公職選挙法の趣旨を損なうような事案が発生した」と主張した。
斎藤元彦知事が再選された同知事選では、立候補した政治団体「ＮＨＫから国民を守る党」党首の立花孝志氏が演説で斎藤氏を応援。県選管の永田秀一委員長は総務省の笠置隆範選挙部長に要望後、記者団に「こういう問題が全国に広がると、選挙そのものが不信感を招く。二度と起こらないようにすることが課題だ」と訴えた。県選管は、告示直前に候補者が大量に増えた場合のポスター掲示板の対応について、各選管に助言を行うことも求めた。
［時事通信社］
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