住民ら100人が黙とう=公園で追悼行事―神戸市長田区・阪神大震災30年
震災で火災などに見舞われ、甚大な被害が出た神戸市長田区でも追悼行事が行われた。若松鷹取公園では、ペットボトル約200本に入れたろうそくに火がともされ、集まった住民約100人が黙とう。自宅が全焼し、がれきの上をはだしで歩いて避難したという主婦竹内八重子さん(74)は「生きているだけで幸せだった」と振り返る。「時がたち街並みも大きく変わったが、決して震災の記憶は風化しない」と話した。
区内の小学校教諭の男性(26)は「学校の授業で子どもたちに伝えるために訪れた。震災を知らない世代が増える中で、われわれがこういった場での学びを伝えていくことが使命だと思う」と語った。
[時事通信社]
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