有償で債務整理あっせん受けたか=弁護士逮捕、紹介料で3600万円―警視庁
貸金業者らに紹介料を支払い、多重債務者の債務整理業務のあっせんを受けたとして、警視庁保安課は16日までに、弁護士法違反(非弁提携)容疑で、弁護士の古閑孝容疑者(86)=東京都北区東田端=を逮捕した。同課によると、容疑を否認し、「現在は弁護士の数が増え、(貸金業者などから)事件の紹介を受けないとやっていけないのが本音だ」と供述しているという。
弁護士法は、弁護士が、弁護士資格を持たない人物から有償で業務の紹介を受けることを禁じている。
古閑容疑者に債務者を紹介したとして、同法違反(非弁行為)容疑で、消費者金融会社代表の中村健太(41)=江戸川区中葛西、元行政書士の田中良明(59)=茨城県牛久市刈谷町=両容疑者も逮捕。両容疑者は容疑を認めている。
同課は、古閑容疑者が2021年8月~23年6月ごろ、あっせんを受けた債務者270人と計約1億円に上る債務整理業務の契約を締結。中村、田中両容疑者は、古閑容疑者から紹介料計約3600万円を受け取ったとみている。
古閑容疑者の逮捕容疑は23年3月、中村、田中両容疑者から有償で、20~30代の債務者3人のあっせんを受けた疑い。
同課によると、中村容疑者の会社は多重債務者からの融資の依頼に対し、「債務整理を行えば金を貸す」と回答。田中容疑者を通じ古閑容疑者に債務者を紹介していた。
古閑容疑者は東京弁護士会などが例示する目安額よりも高い報酬を債務者に請求していた。
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