武力紛争が最大リスク=世界経済フォーラムが報告書
【ロンドン時事】スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)は15日、国際社会を取り巻くリスクを分析した2025年版の報告書を発表した。地政学的緊張の高まりや分断を背景に、差し迫った最大のリスクは「国家間の武力紛争」と指摘。「国内回帰は有効な解決策ではない」とした上で、各国が対話を優先し、連携を強化する必要性を訴えた。
調査は昨年9~10月に、グローバルリスクの専門家や政策立案者、業界リーダーら900人以上を対象に実施された。
それによると、回答者の過半は、国際協調が広範に崩壊しつつあるとの認識を示し、2年以内に何らかの混乱が生じると予想。3分の2近くが環境やテクノロジー、社会のリスクが深刻化し、35年までに社会情勢が激変したり、不穏になったりすると見込んだ。
今後2年間の短期的リスクは、2年連続で「誤報と偽情報」をトップに挙げ、「社会の結束や統治に対する根強い脅威」と警告。10年先を見据えた長期的展望では、「異常気象」を筆頭に環境リスクが最も大きな懸念材料とした。
[時事通信社]
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