2025-01-15 18:06スポーツ

イチローさんに満票の期待＝殿堂入り投票の記者、功績強調―米専門サイト

ジャイアンツ戦で安打を放つマリナーズのイチロー＝２０１２年６月、シアトル

　【ニューヨーク時事】米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさん（５１）が、今年の米野球殿堂入り表彰者に選出されることが確実視されている。全米野球記者協会に１０年以上在籍した記者の投票で７５％以上の得票があれば決まり、２１日（日本時間２２日）の発表を前に史上２人目の満票での選出へ期待が高まっている。
　投票権を持つ記者が多く所属する米スポーツ報道サイト「ジ・アスレチック」は１４日、複数の記者が自身の投票とその理由を説明した記事を掲載。マーク・キャリグ記者は「イチローが含まれることに、論評はほぼ必要ない」と指摘した。
　１０年連続で２００安打以上を放ち、２００４年は史上最多の年間２６２安打をマークするなどしたイチローさんの殿堂入りが決まれば、アジア人で初めて。キース・ロー記者は「世界的に与えたインパクトは、殿堂入りするのに十二分だ」と功績をたたえた。
　過去に満票で殿堂入りしたのは、史上最多６５２セーブを誇り、１９年に選ばれたマリアノ・リベラさん（元ヤンキース）しかいない。ダニエル・ブラウン記者は「もしイチローが全会一致で選出されなければ、ウィリー・メイズやミッキー・マントル、ヨギ・ベラらのケースと同様に説明が難しい」。野手で初の満票選出となってしかるべき、との見解だ。　
［時事通信社］

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