2025-01-15 19:22スポーツ

スターの功績展示=イチローのユニホーム、王の刀…―野球殿堂博物館

野球殿堂博物館=2024年12月、東京都文京区

 日本プロ野球、米大リーグで日米通算4367安打を放ったイチローさんが日米双方で候補入りし、注目が高まる今年の野球殿堂入り。米国に先駆け、16日には日本の殿堂入りが発表される。日本の野球殿堂とはどんな所か。
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 野球殿堂博物館はプロ、アマチュアを含む日本野球界全体で運営する博物館で、1959年に開館。現在は東京都文京区の東京ドーム内に設けられている。文字通り「殿堂」の要素を併せ持ち、日本野球の発展に貢献した人物の功績をたたえるため、館内のホールには殿堂入り顕彰者のレリーフ(ブロンズ製胸像額)が飾られている。
 第1回の競技者表彰は60年。日本球界初の300勝投手(303勝)となったビクトル・スタルヒンさんが選出された。その後は昭和のスーパースター長嶋茂雄さんや歴代最多の通算868本塁打を放った王貞治さんのほか、米大リーグでも活躍した野茂英雄さん、松井秀喜さんも表彰されている。アマ関係者などを対象とした特別表彰も含め、2024年までに218人が殿堂入りを果たした。
 博物館にある野球関連の資料は、日本が優勝した06、09、23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のトロフィーなど約5万点。この他に野球を中心としたスポーツ関連の図書も収蔵している。イチローさん関連の野球用品では、マーリンズ時代の16年に大リーグ通算3000安打を放った試合で着用していたユニホームなど35点ほどのコレクションがあるという。王さんが現役時代にバットスイングの矯正のために使用していた日本刀も展示されている。
[時事通信社]

野球殿堂博物館に展示されているイチローさんの2006年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のホーム用ユニホーム(左から二つ目)=2024年12月、東京都文京区

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