国学院大、意地の復路=3冠ならずも3位確保―箱根駅伝
国学院大が復路で底力を見せた。往路でトップと5分以上離れた6位に沈み、大学駅伝3冠は絶望的になっても、過去最高だった2020年大会に並ぶ総合3位まで上げた。
7区の辻原が区間2位の力走を見せると、8区で佐藤が順位を上げ、最終10区の吉田が早大を振り切って3位。前田監督は「選手の意地を感じることができた」と評価した。
09年に就任した指揮官の脳裏には苦い記憶がある。箱根の予選会を突破できず、卒業を待たずに秋に退寮していった4年生の後ろ姿を見ると、「とんでもない罪悪感」を覚えたという。同じ轍(てつ)を踏まないために何ができるか。大学時代の恩師でもある大八木弘明監督(当時)を頼り、強豪駒大の合宿に参加させてもらうなど、試行錯誤を続けてきた。
この6、7年でシード常連校の一角に成長し、今季は大学駅伝の話題の中心になった。前田監督は「総合優勝に届かなかったのは、私を含めて未熟だったということ」と受け止めた上で、「歴史は変わってきている」。悲願の箱根制覇へ、次回も全力を傾ける。
[時事通信社]
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