国学院大3冠か、青学大連覇か=駒大と「3強」の様相―箱根駅伝
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走は来年1月2日に往路、3日に復路の計10区間217.1キロに21チームが参加して行われる。10月の出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝を制して史上6校目の3冠を狙う国学院大、前回王者の青学大、2大会ぶりの王座奪還を期す駒大の「3強」の様相を呈す。
国学院大は出雲、全日本とも終盤に先頭に立って2冠を達成。初マラソン日本最高記録を持つ主将の平林清澄を中心に、選手層の厚さを証明した。前田康弘監督は「往路から逃げることは簡単ではない」と復路での逆転をにらむ。初の箱根路制覇で3冠を成し遂げるか。
過去10大会で7度の優勝を誇る青学大は前回2区の黒田朝日、3区の太田蒼生の区間賞コンビが健在で、往路への起用が見込まれる。山登りの5区は若林宏樹、山下りの6区は野村昭夢が「区間新記録を出せるレベル」(原晋監督)にある盤石の布陣。前回のように、往路で独走に持ち込む可能性もある。
駒大は出雲、全日本でともに2位。前回に比べ選手層が薄くなったチームを主将の篠原倖太朗が引っ張り、地力を示した。「10人をしっかりつくり込めれば、十分勝負できる」と藤田敦史監督。恥骨のけがで欠場が続いていた佐藤圭汰の復調具合もカギを握りそうだ。
創価大は、5区起用が濃厚で「山の神」を目指す吉田響がチームに勢いを与えられるか。伝統校の早大、前回3位の城西大も上位をうかがう。
シード権争いにも注目で、東洋大は20年連続、予選会をトップで通過した立大は63年ぶりの確保に挑戦する。前回振るわず予選会に回った中大や順大は、名門復活への足掛かりをつくれるか。
[時事通信社]
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