需要低迷のウズラ卵、買って応援 愛知県
学校給食での死亡事故の影響でウズラの卵の需要が低迷していることを受け、生産量が全国の6割以上を占める愛知県は17日、地元の特産品を「買って応援」しようと、職員向けに水煮商品のあっせん販売を実施した。本庁と豊橋市の総合庁舎で販売したところ、昼休みになると、部署ごとに注文を取りまとめた職員が次々と購入に訪れ、計約11万3000個が売れたという。
福岡県の小学1年生の男子児童が2月、給食で出たウズラの卵の水煮を喉に詰まらせたとみられる事故で死亡した。その後、各地で給食での使用を見合わせる動きが拡大。廃業する飼育農家も出るなど大きな影響が出ていた。
本庁で販売した大手加工メーカー「天狗缶詰」(名古屋市)の伊藤堅一専務(63)は「給食向け出荷数はまだ例年より約3割少ない。よくかんで食べれば問題ないのでぜひ消費して」と話した。【もぎたて便】
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