仏最大原発が発電開始=12年遅れ、事業費4倍に膨張
【パリ時事】フランス電力(EDF)が同国北西部のフラマンビル原発に増設した新型炉「欧州加圧水型炉(EPR)」の3号機が21日、送電網に接続され、発電を開始した。トラブルなどで当初計画に比べ約12年遅れとなったが、今後試験を重ね、2025年夏ごろに国内最大の定格出力約160万キロワットに達する見込みだ。
仏送電網に新たな原子炉が加わるのは25年ぶり。レモン最高経営責任者(CEO)は声明で「歴史的瞬間だ」と強調した。
EPRは中国やフィンランドで営業運転入りしているが、フランスでは3号機が初めて。1986年のチェルノブイリ原発事故後、原子炉の安全性向上などを目的にフランス中心で開発した。
3号機は2007年着工。東京電力福島第1原発事故を受けて安全評価を実施したほか、配管の溶接ミスなどに見舞われ、計画に大幅な遅れが生じた。AFP通信によると、事業費は推定132億ユーロ(約2兆1500億円)と当初案の4倍に膨らんだ。
[時事通信社]
最新ニュース
-
琴桜、東正位で綱とり=成績次第で豊昇龍も―大相撲初場所
-
ブラジルで小型機墜落、搭乗者10人死亡=クリスマス前に連日事故
-
トルコ、シリア全面支援を表明=外相が訪問、国際社会の関与訴え
-
上にいないと始まらない=やっぱり勝つこと―男子ゴルフ・松山英樹インタビュー
-
輝き取り戻した一年=松山、新たな章へ―男子ゴルフ
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕