2024-12-22 16:57

捜査警戒か、事件後外出控える=中学生死傷、逮捕の容疑者―福岡県警

 北九州市小倉南区のファストフード店で中学3年生の男女2人が刺され死傷した事件で、男子生徒(15)に対する殺人未遂容疑で逮捕された無職平原政徳容疑者(43)が、事件後に外出を控えていたとみられることが22日、捜査関係者の話で分かった。福岡県警小倉南署捜査本部は、捜査を警戒していた可能性もあるとみて調べている。
 捜査関係者によると、捜査本部は、平原容疑者を逮捕する2日前の17日から、現場近くにある同容疑者宅を監視。19日に捜査員が突入して逮捕するまで、同容疑者は外出しなかった。
 捜査本部は、同容疑者宅の防犯カメラも精査し、事件前後の同容疑者の自宅の出入りなどを調べている。 
 一方、同区のそば店店主(65)によると、平原容疑者は16日から3日連続でカツ丼などの出前を注文していた。18日に店主が出前を届けた際、同容疑者は手にしていたビール瓶を床に落とすなど、落ち着かない様子だったという。
 事件は14日午後8時25分ごろ、同区徳力の「マクドナルド322徳力店」で発生。中島咲彩さん(15)と、一緒にいた男子生徒の2人が刃物のようなもので刺された。腹部を刺された中島さんは搬送先の病院で死亡が確認され、男子生徒は腰に深い傷を負った。
[時事通信社]

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